ラグビーテストマッチ フランス代表vs日本代表
試合中から始まってたブーイングが試合終了とともに大きくなったのがこの試合を象徴していたように思います。
この秋もニュージーランド、南アフリカに連敗して、試合をみていても元気がなく、ドン底状態とはいえ、ファンはこの試合に勝てないことなど考えてなかったという事でしょう。
日本はトンガ戦がいいきっかけになったのかも知れません。
若手主体だった相手に、自分たちのゲームプランを整理して再確認することができたのは強豪国との試合を前にチームに落ち着きをもたらしたように思います。
オーストラリア戦では、ただ前に出るだけで規律のなかったディフェンスが良くなってました。前に出たディフェンスラインを破られることもありましたが、カバーリングの意識が出てたのか、戦術がより落とし込まれてる印象でした。
前に出て相手のスペースを潰すということは、詰めたディフェンスラインとバックスリーの間に大きくスペースが生まれてしまいますが、その対応が徐々にできているのかなと思います。
ただ、フランスとはいえ、プレッシャーも強くなく、直線的なアタックが多かったあの相手には勝っておきたかったなというのが試合直後の印象でした。
が、引き分けたことで、セットプレイの不安定さや、ロックの人材難が改めて浮き彫りになったのと、テストマッチで通用する選手、しない選手も明確になりつつあると思うので、この先に向けてそこは良かったのかなと思います。
遠征前は大敗もあるかなと思ってたことを考えると上出来ですが、敵地で勝ててればかなりの自信になっただろうなと思います。
この秋のテストマッチシリーズが、しっかりと次の代表の活動に継続したものになるのを期待しつつ、週末から佳境を迎えるトップリーグを楽しみたいと思います。