久々更新・・・。ラグビー新リーグに思う事
何年振りでしょうか・・・
更新してない間に日本はW杯でベスト8ですよ。
最後のトップリーグにもキアラン・リード、ボーデン・バレット、マイケル・フーパーなどなど、数え上げたらキリがないほどのメンバーが参加してました。
新リーグに向けていい流れができてた筈なのです・・・
2019年末に新プロリーグ設立準備委員会が設立されて、清宮氏が旗振り役になった時にはかなり期待しました。
企業の広告宣伝、福利厚生や、地域貢献などの役割から完全プロ化への移行が見据えられていました。
長年ラグビーを見てきた僕には夢がある話です。
2015年の南アフリカ撃破というスポーツ史上でも語り継がれるかもしれないジャイアントキリングを経て、自国開催でのW杯でもティア1を連破してのプール戦全勝でベスト8。
国内の盛り上がりや、参加国受け入れ自治体のいわゆる"おもてなし"も素晴らしく、ホストカントリーとしても過去最高の大会とも言われてました。
そして前述したようにW杯を盛り上げたスター選手のトップリーグ参戦です。
プロ化への流れとしては最高の右肩上がりの状況です。
業界は違いますが、興行に関わる仕事をしているので、この流れから新リーグという挑戦を協会はどう生かすのか楽しみでした。
結果、いつの間にか清宮氏は退任・・・
新リーグもトップリーグと何が変わるのか・・・
疑問だらけの船出です。
またしても協会はラグビー界変革のタイミングを自ら反故にしてしまったように思います。
もはや各企業にプレゼンできる人材は協会にはいないのでしょう。
今回もこれまでラグビー界を支えてきた企業がプロ化に対して反発したとの報道もありました。
企業も企業の理念があるでしょうし、現状の企業ラグビー部としての運営費も年間10-15億以上だと聞きます。
プロ化してメインスポンサーとなるよりも現状の運営主体である方がメリットがあるという事なんでしょう。
逆に言うとプロ化した場合のスポンサーメリットを提示できなかったとも言えると思います。
協会が短中長期のヴィジョンを描き、その過程として今のプロ化がいかに必要なのか・・・
そこに参画する企業にはどういうスポンサーメリットが生じるのか。
発表された新リーグにもヴィジョンが見えず、場当たり的な感じがします。
1~3ディビジョンの振り分けに関しても報道見る限り、協会はゴールポストを動かしたと思わざるを得ないですし、ディビジョン1の12チーム中8チームがホストエリアを首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)に置くという地域性を無視した選定になってます。
以下がリーグワンが掲げる実現すべき4つのミッションらしいです。
・ファンが熱狂する非日常空間の創造
・地元の結束、一体感の醸成
・日本ラグビーの世界への飛躍
・社会に貢献する人材の育成
この4つの理念の上で具体策を示すべきではないのかなと思うのは僕だけでしょうか・・・
これはただの理念であってミッションではない気がします。
この4つの理念を前提に各項目ごとに各チームが努力、実現すべきミッションを掲げるべきでは??
そして、それを実現しやすくするために協会はどんな旗を振り、施策を構築していくのか・・・
ネガティブな事ばかり書いてしまいましたが、ラグビーが好きなおじさんの愚痴と思っていただければ・・・