早慶戦
伝統の1戦。
ここまで両大学とも帝京に負けて1敗。
下馬評では帝京に食い下がった慶応有利。
序盤はその下馬評通り、慶応が優位に進め、スクラムも圧倒。
早稲田はアタックする場面も少なく、マイボールになってもキックでエリアを挽回することを優先してたように思います。
慶応としては、前半でもう少し得点しておきたかったところですが、両大学ともに消化不良のまま前半終了。
後半になって慶応が2トライした段階で勝負あったかなと思いましたが、ここから早稲田アタックが目を覚ましまし躍動。
スクラムハーフの斎藤が長いパスを出せるので、9-10番の間を長くとって、横幅をフルに使って展開。両サイドに大きく振られる中で慶応のディフェンスが対応できなくなって逆転されちゃいました。
最後の慶応のアタックで早稲田に反則があったようにも見えましたが、そのまま終了。
早稲田が下馬評を覆し勝利。
早稲田斎藤がいなかったらどうなってただろうと思えるくらい、斎藤は素晴らしい活躍でした。
前後半通じてスコアも競って、見てる分には面白かったですが、審判が微妙でした。
アドバンテージの継続、終了の判断が微妙で、ブレイクダウンでも自立してるように思える場面でも"ハンズオフ"というコールをかけていたり、試合を通じて一貫性がなかったように思います。
違う審判だったら、違う結果になってたかもと思えるようなジャッジが多かったので、慶応の選手には気の毒だったかな。
ラグビーテストマッチ 日本代表vsトンガ代表
トンガ代表との遠征初戦。
ワラビーズとの試合からは先発が5人変更。
期待のPR具がが初キャップのほか、WTB福岡も戻ってきました。
トンガ代表の先発にはヤマハにいたピウタウの姿もありましたが、若手中心のチーム編成で、チーム的にはこれからな感じでした。
アタック、ディフェンスともに組織として動いてる感じがしなかったので、正直、このチームに負けてるようじゃと思ってみてました。
ただ、フィジカルに勝る相手にトライを許さずに勝てたのは収穫だったんじゃないかと思います。
気になったのは、キックチェイスで、WTBが前に出た時にその外側を抜かれると大きなスペースができてしまって、そこを何度かビックゲインされてたのは修正しないといけないのかなと思います。
アタックにおいては、今回のテストマッチシリーズでインサイドセンターに立川が戻ったのは大きい気がします。
このポジションに体も張れて、ゲーム理解力が高い選手がいるかいないかでは試合運びに影響がでると思います。
来週はフランスとの試合です。
もうワンランクフィジカルを上げないと厳しいかなと思いますが、試合の入りで相手やスタジアムの雰囲気に飲まれずにロースコアの試合になってくれないかなと思ってます。
ラグビーテストマッチ日本代表vsワラビーズ
観に行きたかったけど、仕事で行けなかっただけに、録画を見るのが楽しみでした。
不意に結果を見てしまわないように、家までの帰り道はスマホはカバンに。
あんまり期待はしてませんでしたし、勝てるなんて幻想はいただいてもいませんでしたが、見ながら飲んでたビールがどんどん消費されてました・・・
不甲斐なさ過ぎる・・・
実況、解説陣の好意的すぎるコメントがむなしく響きます・・・
僕がこの試合に期待したのは、前半キックオフから後先考えずにがむしゃらに戦ってワラビーズの本気を引き出してほしいということでした。
勝つか、負けるかよりも、80分の中でワラビーズをどれくらい本気にさせることができるかがこの試合の大事なところなんじゃないかと。
まぁ、前半25分までで試合は決まってしまいましたね。
ワラビーズにとってはこの先に続くヨーロッパ遠征を前に、ウォームアップゲームを開催地でできるくらいの感覚だったと思うので、日本戦は負けなければいい試合で、むしろ怪我だけは避けたいと思ってたでしょう。
おそらく、早々に試合を決めて、主力は休ませたかった筈なんで、そういう意味ではワラビーズはプラン通りだったと思います。
後半日本が意地を見せたとも言えるのかもしれませんが、前半から競った試合をしてワラビーズを本気にさせてほしかった・・・
それができなかったのが、日本代表の現状を表わしているのだとも思います。
ラグビー日本代表VS世界選抜
今週末のワラビーズ戦を前に世界選抜との1戦。
世界選抜の方は、トップリーグで活躍する選手を中心にアドリアン・ストラウス、クワガ・スミスや、ビンス・アソなど、SRでも活躍する選手が選出されてました。
日本代表はノンキャップ組や若手を多く試したようなメンバー構成。
直前にディフェンスコーチを替えてたので、準備期間が短かったとはいえ、注目はどんなディフェンスをするのかでした。
世界選抜とはいえ、寄せ集めのチームにあそこまで点を取られるのはどうかなとは思いますが、相手からスペースと時間を奪おうとするディフェンスは未完成ながらも垣間見えました。
まぁ、リーチが試合後に答えているように課題だらけではあると思いますが、もう試行錯誤する時間はないので、信じて突き詰めていくしかないと思います。
今週のワラビーズ戦も楽しみですが、残念ながらフォラウが休養でスコッドから外れてしまいました。
とはいえ、豪華メンバーです。
新しい選手や、経験を積ませたい選手を出してくることも考えられるので、どんなメンバー構成になるのか分かりませんが、TRCでの試合を重ねての来日なので、間違いなく日本代表よりはチームの完成度は間違いなく高いと思います。
まだ戦い方が定まってるとは思えない日本代表がどこまで食い下がれるのか?
両代表の現状を考えると日本代表が勝つには材料が乏しすぎますが、ここで大敗して、また方針がブレることだけは避けてほしいなと思います。
この時期に・・・
ラグビー日本代表のディフェンスコーチが交代しました。
この時期にコーチを代える理由がどこにも報道されてないので、この交代劇の真意は分かりませんが、なぜこの時期なんでしょう。
ほんと協会のすることがよく分かりません。
JJがHCに就任した時に、W杯を見据えてコーチングスタッフも選定したんではないんでしょうか・・・
ただでさえ代表の強化期間は限られてるのに、もう2年しかないこの時期にコーチを代える=戦い方を変えるというのはどうなんでしょう・・・
もし代えるのであれば、日本代表にとって今年一番のターゲットである、オーストラリア、フランスとの試合の直前ではなく、アイルランドとの2試合で不甲斐ない試合をした後に代えておくべきだったように思います。
で、この秋のオーストラリア、フランスに大敗しようもんなら、またコーチを代えるんでしょうか?
日本代表はこんなラグビーをするんだという明確なヴィジョンを示して、それに向けて腹を括ってコーチング、セレクションをしてくれれば、負けても納得ができるんですが、今のままだと、試行錯誤を繰り返したままW杯を迎えそうで怖いです。
サンウルブズでも分かるように、フィジカルでは太刀打ちできない、判断力も劣るとなれば、どこまで自分たちのラグビーを突き詰められるかが勝負の鍵なのになと思うのは僕だけでしょうか・・・
トップリーグ改革
昨日、今日でトップリーグに関するニュースを二つ見ました。
日程に関するものと、チームの在り方といいますか、地域密着をという内容に関する二つです。
まず、日程に関して
まぁ、散々書いてきてるように遅すぎます。
望んで参加したスーパーラグビー、望んで開催するW杯。
どちらも参加してくれ、開催してくれと言われたものではなく、日本サイドの意思として参加し、開催するものなのに、なぜ、参戦2シーズン終了してから、W杯を2年後に控えるタイミングでこんな発表になるのでしょう。
"サンウルブズ、日本代表の強化へ"
みたいなこと書いてますが、このタイミングでのこんな発表で、本気で強化を目指しているというのであれば、せめてこのスケジュール変更をした上で、どう強化していくのか、具体的な強化の方針を示してほしかった・・・
2017年シーズンのサンウルブズのスコッドは計56人。資格の問題等あるにせよ、今日発表された日本代表に召集されたメンバーにはその中から19人。1/3という数字が多いかどうかは判断が分かれるとは思いますが、本当に腹くくって強化をするなら、せっかく強豪国チームとあれだけ試合を重ねられる機会なのに、低すぎる数字かなと思います。
で、もう一つの地域密着。
記事では、「各チームが地域に根ざして本拠地スタジアムを持つ形の新リーグに衣替えするプランを検討している」という内容でした。
こちらも今更感は強いですが、何を目指してるのか疑問です。
単純に観客動員を上げたいんでしょうか?
記事中には各チームがチケット販売等で独立採算ができる仕組みをとも書いてました。
プロ化に向けた動きという事なんでしょうか?
現状は、企業が母体のチームが多く、トップリーグの運営もプロを目指しているようには思えませんし、企業のサポートがなければ、今各チームに在籍してる海外からのスタープレーヤーの獲得もままならないでしょう。
日本人プレーヤーでも、引退後を考えれば企業の社員の方がいいという選手もたくさんいると思います。
プロ化を目指してという事でないなら、単純に地域に根差してファンを増やしたいという事なんだと思います。
ただ、プロでないなら、それは母体企業含めた各チームが考えればいいことであって、運営サイドが考えることは、そんな事ではないと思います。
現状のトップリーグのスケジュールを考えても、地域密着を多少なりとも考えてるとは思えないですし、むしろ、現状でも地域密着を考えて活動してるチームには活動しずらい状況を生んでいるようにも思えます。
地域密着を目指すということであれば、まずは、今の段階で地域としっかり活動しているチームからしっかりヒアリングして、活動しやすい環境を整備して、それらのチームにトップリーグのロールモデルになってもらうことの方がいい気がします。
もっと、これは‼ と思える改革にはならないのかな・・・
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トップリーグ第8節ヤマハ発動機ジュビロvsNTTコミュニケーションズシャイニングアークス
観に行こうか迷いつつ、前の日が遅くなったので結局テレビ観戦でした。
36-10
結果だけみればヤマハの完勝といった感じです。
試合開始から10分弱で0-10となりましたが、しっかり前半のうちに逆転して後半を迎えられたのはさすがという感じでした。
復帰した堀江がしっかり前に出て、久しぶりに先発した大田尾も試合を作ってました。
そして、この試合ではヤマハがスクラムの強さを見せつけた試合でもありました。
NTTコミュは試合中では対応しきれないほどの差があった感じです。
ただ、あれだけスクラムで圧倒的優位に立った割にはヤマハにとっては内容は乏しかったのかなとも思います。
堀江は復帰して2トライ、大田尾も久々の先発で試合を作ったし、タヒトゥア、サウの両センターも存在感十分。FWも圧倒した試合で、勝つべくして勝ったのは確かなんですが、開幕からの懸念のラインアウトが一向に改善されない・・・。良くなりそうな雰囲気もない・・・。
スクラムで圧倒して相手のペナルティを誘って、そこからのキックでエリアを獲得。
そこまではプラン通りでしょう。
そのラインアウトをキープしてトライまでという流れが、ラインアウトをキープできずに流れを失うケースが多すぎます。
ラインアウトがあの状態だと、せっかくのスクラムでの優位性を生かせてるとは言えません。
下位のチームにはそれでも勝てると思いますが、上位チームとの試合においては勝敗を分けるポイントになりそうです。
この先のスケジュールを見る限り、プレイオフには進めそうですが、その時までに改善できないとなかなか優勝は見えてこない気がしてます。