ラグビーテストマッチ 日本VSアイルランド第2戦
惨敗と言っても過言ではなかった第1戦から1週間。
先週の敗戦をどう分析し、この試合に向けてどう生かしてくるのか楽しみにしてましたが、そんな希望は20分程で打ち砕かれてしまいました。
開始20分で3トライを献上。
ディフェンス面では所々でいい(ダブル)タックルをしてましたが、強い相手に開始早々ここまでのリードを許しては勝負になりません。
前半終わって8-28。
日本のポゼッションは30%に満たず、
ランメーターは178-306。
ゲインラインサクセスは18-37。
4つのターンオーバーを獲得してもそこから有効なアタックに繋がってなかったと言えます。
アイルランドにしてみれば、後半の入りさえしっかりコントロールすれば負けないと思えていたでしょう。
逆に、日本は後半早々スコアしたかったところでのチャンスでラインアウトのミス。
勝負にたらればは無意味だと思いますが、ここでスコアできれてば、その後の展開的に面白い試合になったかもですし、70分過ぎの押せ押せのタイミングで同じような位置でのラインアウトもミス。
スロワーなのか、ジャンパーとのタイミングなのか、サンウルブズもそうですが、ここは早急に対策しないと、キック戦略にも影響を与えそうです。
後半はディフェンスで頑張って、客席から拍手が起こったりもしてましたが、僕はもどかしさしか感じてませんでした。
J sportの実況はしきりに
"2年後に繋がる戦い"
と煽ってましたが、ほんとにそうなんでしょうか?
前にも書きましたが、アイルランドは11名の主力を欠き、アメリカ、日本への長距離遠征。その最後の試合の後半、それも試合の大勢がある程度決まった後でようやくイーブンに近い試合ができた・・・
その中でもミスを連発してましたが・・・
これが2年後に繋がるとは思えない・・・
せめてこのような試合内容をルーマニア戦からできれば、この試合がそんな意味を持たせられた試合になってたかもしれませんが・・・
2年後に繋がったのは、むしろアイルランドだったんではないでしょうか?
主力がいない中でのアメリカ、日本との3試合で、ベンチメンバーや当落線上の選手が経験を積み、その中で見極めがある程度できたでしょうし、日本の独特な気候を本番前に体験できたのはW杯に向けていいデータが取れたと思います。
今回のシリーズがただの経験だけで終わらない為にも、秋のテストマッチシリーズで劇的に変わった姿を見たいものです。
W杯までもう時間はないのですから。