スーパーラグビーセミファイナルを見て
ライオンズ強かったですね~
ハイランダーズが勝つかと思ってました。
が、結果は44-29でホームのライオンズ完勝。
前半はハイランダーズ優勢でしたが、後半のライオンズは前半とは全く違うチームになってました。
アタックでもディフェンスでも前に出て、ハイランダーズはそのプレッシャーに我慢できず、追い上げたい時間帯でボーデン・バレットがシンビン。
リプレー見ても故意ではなかったと思いますが、あのプレーがなかったらトライ取れてたって判断だったんでしょう。
あれだけディフェンスに追われるハイランダーズを見るのは今シーズン初めてで、今シーズン初のニュージーランド勢との試合となったライオンズの充実ぶりが改めて証明された試合だったようにと思います。
もう1試合はニュージーランド対決。
クルセイダーズVSチーフス
前半のティム・ナナイ・ウィリアムスのトライがTMOの結果ノートライになったのがチーフスには痛かった・・・
とはいえ、クルセイダーズのディフェンスに対して、攻め手を見いだせなかった上に、時間とともにミスが出だしてしまってました。
相手のミスをしっかり得点に結びつけたクルセイダーズの順当勝ち。
チーフスファンとしては残念な結果になりました。
さあ、いよいよファイナルです。
ホームで戦えるライオンズが悲願なるか!?
クルセイダーズの復活優勝なるか!?
スーパーラグビーセミファイナル
残すところ今週のセミファイナルと、来週のファイナルの3試合となりました。
明日のセミファイナルは
ライオンズVSハリケーンズ
クルセイダーズVSチーフス
勝ち点の上位4チームが揃ったという意味では順当なのかもしれないですが、オーストラリア勢を中心に他のチームが残念すぎただけなのかもしれません。
とはいえ、面白い2試合です。
ライオンズは今シーズンニュージーランド勢との対戦がありませんでしたので、ニュージーランド勢相手にどんな試合をするのか?
昨シーズンはプレイオフも含めてニュージーランド勢との試合は8試合で4勝4敗。
特別苦手にしている感じではありません。
特にプレイオフではクルセイダーズ、ハイランダーズに連勝してファイナルまで進んでます。
昨シーズンのファイナルで負けたハリケーンズとの対戦はアタックに自信を持つチーム同士(今シーズンの得点1位と2位のチームです)ですので、クォーターファイナルで不調だったライオンズのヤンチースとオールブラックスでも10番のバレットの両スタンドオフの出来が勝敗に直結するような気がします。
もうひと試合はクルセイダーズVSチーフス
今シーズンは13節に対戦していてその時はトライ数ではチーフスが上回ったものの試合は7点差でクルセイダーズがものにしています。
時間の経過とともにクルセイダーズの術中に嵌っていった印象でした。
消耗戦になりそうな感じはしてますが、ワンプレーで状況を打開できるBKが両チームにいるんで、試合を通じて集中力を高いレベルで維持できた方が勝つんじゃないかと思ってます。
個人的にはチーフスに勝って欲しい・・・
クルーデン、カーバロー、ロー、リーチが来季は抜けるので、ガラッとチームが変わりそうなだけにこのチームで優勝してほしいのです・・・
遅ればせながら、サンウルブズVSブルーズ
ブルーズ戦は金曜日からの出張で見れず、昨日ようやく録画を見ました。
これまで1勝。直前の南アフリカ遠征は2連敗。
相手のブルーズは、強者揃いのニュージーランドカンファレンスでプレイオフに進めなかったものの、7勝して37ポイント。オーストラリアカンファレンス首位のブランビーズよりもポイントを重ねてました。
オールブラックスのSBWは出場停止、イオアネ弟は遠征に帯同せずで出場ならずでしたが、それでも多くのオールブラックス経験者を含むタレント揃いのチームです。
試合は早々にブルーズが2トライ。
いつもの負けパターンと思って見てましたが、前半の25分過ぎからブルーズの動きが目に見えて悪くなってました。
ブルーズとしては前半で勝負を決めたかったところだったと思いますが、前半を終わって1トライ、1ゴール差。
後半はサンウルブズの時間でした。
動きが完全に止まった相手にしっかりとトライを重ねて、BPも獲得。
前半からディフェンスでもしっかり前に出てましたし、アタックでは無駄なキックが減ったように思いました。
ブルーズにとっては予想以上の湿気と暑さだったと思いますが、サンウルブズもシーズン当初には真冬の日本から真夏の南半球に遠征してる訳ですから、ラッキーだったというよりも、しっかり地の利を生かしたんだと思います。
やっぱりシンガポールはホームじゃない。
来季は日本での試合を増やすべく、JSRにはうまく交渉してほしいと思います。
この勝利は自信になったんじゃないかと思います。
今季ニュージーランド勢から白星を奪ったのはストーマーズがチーフスとブルーズに勝った2勝のみでしたので、サンウルブズが2チーム目となりました。
惜しむらくは、これが最終戦ではなくて、もう1試合でもあればとは思いますが、トップリーグにいい流れができたんじゃないかなと思います。
サンウルブズの今シーズンは終了しましたが、スーパーラグビーはいよいよプレイオフが始まります‼
スーパーラグビー南アからの除外チーム決定
来季のスーパーラグビーから除外される南アフリカの2チームが決まりました。
シーズン途中にニュースとなり、どこが除外されるのかと言われてましたが、南アフリカはほぼ予想通りのチームとなりました。
財政難というのが理由という事ですが、この2チームがどうなるのか、記事に書かれてるようにヨーロッパのリーグに参戦するのか・・・
いずれにしても、現在の主力選手の多くはチームを離れるんじゃないかと思いますが・・・
にしても、明日は我が身・・・
ほぼ財政上の理由のみで参入が許されたものの、競技力が一向に向上しないサンウルブズにスーパーラグビーでの未来はあるのか・・・
2020年まで契約を残してますが、記事を読むとチーターズも2020年までの契約を残していたらしい。
スーパーラグビーというコンテンツの価値を上げられないチームには容赦ないということでしょうか。
オーストラリアの除外チームはまだ発表になってないですが、そこでも除外されるチームから選手が引き抜かれることを考えると、各チームの戦力はより整備されることになります。
ジャパンSRが本気になって勝ちに行くチームを作らない事には、ただでさえ、この2年で2勝しかできてないチームが勝てるとは思えません。
ラグビー関係者がいつまで経っても
"いい経験を積めている"
といったコメントしてるのを見ると腹が立ちます。
誰の顔色を伺ってるのか分かりませんが、いつまでそんなコメントで逃げてるんでしょう。
現状はただ参加してるだけのように思えてなりません。
勝ちに行くチームを作って、しっかり準備して、サンウルブズのラグビーで勝負する。
その積み重ねがチームを強くして、ファンの支持を得るんだと思います。
今シーズンもまだ1試合残してます。
残念ながら、両チーム消化試合になっちゃいました。
ブルーズがどんなメンバーで日本に来るか分かりませんが、サンウルブズにとっては、8月に開幕するトップリーグにいい流れで入るためにも、ただの消化試合にしてほしくないと思います。
スーパーラグビー第16節ストーマーズVSサンウルブズ
頑張ったのか、こんなもんなのか・・・
前半は早々にシンビンで一人少なくなったものの、粘って9点差での折り返し。
いつもなら目立つミスタックルもこの日は少なく、攻守にアグレッシブではありました。
まぁ、後半は時間とともに運動量も落ちつつ、相手のアタックに対応できなくなってましたが・・・
前節のライオンズ戦が酷すぎただけに、こんな点差の敗戦でも頑張ったように思えてしまいます。
個人のスキルでは太刀打ちできない相手にどう戦うのか?
毎試合問われている部分だと思います。
この日も相手のバックスリーに自由に走られてました。
今の戦術が良いかどうかは別問題ですが、やろうとするラグビーがどこまで成熟した形で落とし込まれているのか?
そしてその戦術をグランドで出すためのメンタル、フィジカルの準備はどこまでできてるのか?
試合の前にある程度の勝敗は決まってるように思います。
そういう意味でサンウルブズはどうなんでしょう・・・
せっかく強いチームと対戦できるのにコロコロ変わるメンバー・・・
いったい今季のサンウルブズのベストメンバーはどの組合せだったのでしょう・・・
ジャガーズとアルゼンチン代表みたいなことは日本には無理なんでしょうか?
日本代表の強化という旗印を掲げてる筈なのに、直近のアイルランドとの第2戦にも出てたメンバーは先発で4人のみ・・・
今週のメンバーもまた大きく変わってしまうんでしょうね・・・
この記事に誰が反論できるのだろうか・・・
言い返す言葉が見つかりません。
"選手"がなめているとコメントした訳ではなく、
"日本のラグビー関係者はスーパーラグビーの試合をなめている"
という事なのです。
スーパーラグビー参入から2シーズン。
海外のラグビー関係者の偽らざる気持ちのような気がします。
日本の企業スポーツが独特なのは理解しつつも、国内にその国特有の事情を抱えているのはどの国も似たようなもんだと思います。
特にサンウルブズは、その国内事情は参入前からはっきりと分かっていた事なので、言い訳にはなりません。
参加チーム数の削減が今シーズン終了後行われる中、契約上来シーズンも参加が決まっているサンウルブズの不甲斐なさに我慢の限界が来てるのかもです。
日本のラグビージャーナリストがライオンズ戦の後に書いたコラムに、
"今回の記録的な大敗で外野が感情的になる意味は薄い"
と書いてました。
コラムに書いてあることに同意する部分もありましたが、その多くは日本の事情の上でしか成り立たない言い訳のようにも思えました。
"外野"というのがどういう意味で使われてるのか知りませんが、ラグビーが好きで、今回の惨敗に多少感情的になってる僕も"外野"ということでしょうか・・・
勝ち負けは大事な要素だと思いますし、ラグビーファンとして勝ち試合を見たい思いは強いです。
とはいえ、サンウルブズが簡単に勝利を重ねられる場でない事も理解しています。
添付の記事中のブッチ・ジェームスのコメントが全て代弁してくれてるような気がします。
"どんなラグビーチームのサポーターもチームの献身と努力を期待している。エリス・パーク(Ellis Park)でサンウルブズからはそのどちらも見ることができなかった"
惨敗・・・ スーパーラグビー第15節ライオンズVSサンウルブズ
94-7
負けるとは思ってましたが、今回はショックが大きすぎるというか、負け試合を観る事には慣れてた筈ですが、観てるのが苦痛でした・・・
毎度のことながらミスのオンパレード。
スクラムは完全に崩され、不安定なラインアウトは一向に改善されず・・・
おまけにミスタックル59・・・。タックル成功率は7割にも届いてません。
正直なところ、フィジカル的にも、メンタル的にもあの場に立つには相応しくない選手がいたように思います。
ライオンズは再開初戦で、プレイオフに向けていい練習になったくらいの感覚でしょう。
前回書きましたが、僕は負けると思ってたんで、その中でサンウルブズが何をしようとするのかを見たかったのです。
サンウルブズが拘った部分は何だったんでしょう・・・
ただ大敗しただけ・・・
そもそもシーズン通して、サンウルブズはどんなラグビーをしようとしてたんでしょう。
同じようなミスの繰り返し。
スクラムは去年より良くなりましたが、何の改善も見られないラインアウト。
敢えてアンストラクチャーを作ってそこから素早く展開と言いますが、蹴らされてるキックに、それに対応できないキックチェイス。
試合ごとにかなり替わるメンバーにしっかりと戦術は落とし込まれているんでしょうか?
こないだのライオンズは第1節と比較して怪我のホワイトリー、ファンレンズバーズを除くと一人しか先発は変わってません。
サンウルブズはどうでしょう?
第1節も先発だった選手は6人しかいません。
怪我が避けられないスポーツとはいえ、この違いだけ見ても大きな差を生んでるように思います。
大人数のスコッドを形成してその中からコンディションの良い選手を選んでるんでしょうけど、その結果が、内容の伴わない不甲斐ない試合の連続というのであれば、根本から見直す必要があるんじゃないでしょうか?
そして、もしころころ変わるメンバーの原因が怪我なのであれば、フィジカルコンディションの作り方に問題があるのかと。
サンウルブズ→日本代表
という旗印を掲げながら、疑問符のつく選考を重ねていては、ただでさえ出遅れてスタートした代表の強化が進まないだけじゃないかと思います。
ジャガーズとアルゼンチン代表くらいの密接度を作って初めて強化と言えるんだと思いますし、ただでさえラグビー後進国の日本はサンウルブズ=日本代表くらいのメンバーで試合を重ねないといけないと思うのは僕だけでしょうか?