SRチーム削減問題継続中・・・
オーストラリアのSRチーム削減問題が収まりそうにありません。
先月11日にARUから削減チームがウェスタン・フォースになると発表があり、チームの母体となるRugbyWAが上訴するも、今月5日に却下。
それに対して、RugbyWAの怒りは収まらないといった感じです。
1996年に12チームでスタートしたSRは、こないだのシーズンまでに18チームに拡大したものの、リーグとしての競技力は低下してるように思えますし、スタジアムのガラガラな状況を見る限り、拡大したことがリーグの魅力をアップさせてるようには思えません。
そんな中でのチーム削減でした。
オーストラリアカンファレンスから1チーム、南アフリカカンファレンスから2チームですが、南アフリカカンファレンスから削減された2チーム、チーターズとキングスは早々に北半球のプロ12に参戦。すでにプロ14として新シーズンがスタートしてます。
オーストラリアカンファレンスからの削減チームに関しては、当初ARUから今年の4月に発表されるとのアナウンスから、ズレにズレて8月の発表になり、そこから対象となったウェスタン・フォース側が訴訟を起こしたという流れです。
ARUの慢性的な財政問題もあり、2020年まで契約が残っていようが容赦ないという感じです。
この問題がどう着地するのかは分かりませんが、来季のサンウルブズはこの揺れに揺れているオーストラリアカンファレンスに編入されます。
2017年シーズンはNZ勢に1勝もできなかったオーストラリア勢の不甲斐なさ以上に、サンウルブズは参入2シーズンで3勝しかできてないという惨状。
まだ契約が残っていようとも、財政的に貢献できようとも、オーストラリアのラグビーファン、マスコミを納得させられる数字を残さないといけないと思います。運営面においては合格なのかもしれませんが、競技力においてもSRにいる価値を証明できなければ、激しい批判にさらされる事になると思われます。
この2年間のJSRを見ていると、そこに期待するのは難しそうなので、日本でのW杯が終わった後も、SANZAARにとってアジアがまだ魅力ある市場であることを願うばかりです。