ラグビー日本代表
29日に6月のテストマッチに臨む日本代表が発表になりました。
昨秋のテストマッチ時のメンバーから半分近くが入れ替わってます。
サンウルブズからは多くのメンバーが選出されてますが、サンウルブズも昨年のメンバーから今年は結構替わってますので、そういった意味では昨年1年は強化のチャンスを逃したのかなとも思います。
で、今回のメンバーですが、大きいのはリーチの復帰でしょう。
スーパーラグビー組では、今年は先発出場は減ってますが、昨シーズンはレギュラーとして活躍したツイも復帰し、レベルズのFWを牽引しているマフィも選出されています。そんな中でもニュージーランドの強豪チーフスのバックローで活躍するリーチにはチームを引っ張る存在としても期待です。
コーチ陣も、ハイランダーズHCのブラウンが帯同しますし、長谷川(スクラム)、田邊(スキル)両氏がサンウルブズ同様帯同します。
ハイランダーズで、ジョセフ、ブラウンが構築し、昨秋のテストマッチ時に日本代表もそうしたように、今回もキックを多用して、敢えてアンストラクチャーを作って、そこからのリアクションでトライまで結び付けようとすると思います。
そうなると、9,10での選択(キックするのかどうか、どこに落とすのか等)が重要になるでしょうし、サンウルブズでは弱点とも思えるキックチェイスがどこまで整備されるのか、セットプレイでは、スクラムはある程度計算できそうなので、ラインアウトの精度をいかにあげられるのかがアタック面ではポイントでしょう。
ディフェンスはサンウルブズ同様、タックルミスをいかに減らせられるのか?
ルーマニア、主力のいないアイルランド相手にタックルミスを連発するようではW杯でのベスト8は夢でしかありえません。
そして、もう一つ注目はアジアラグビーチャンピオンシップの日本代表から残った選手はどの程度インターナショナルレベルで戦力として計算できるか?
あのレベルのチームにミスを連発してたくらいなので、レベルが数段上がるチーム相手にどこまで出来るのか、彼らにとっては最初で最後のテストになるかもしれません。
試合に勝つのもそうですが、選手個々人にとっては、W杯に向けての生き残りを懸けた最初の関門になると思います。
ここでダメなら秋のテストマッチには呼ばれないと思いますので、そういった意味でも楽しみな3試合が始まります。