スーパーラグビー第9節ハイランダーズVSサンウルブズ
前節で圧倒され何もやらせてもらえずに大敗しただけに、ニュージーランド勢との2戦目でどう対応してくるのか注目してました。
結果的には15-40での敗戦でしたが、クルセイダーズ戦よりは自分たちの時間を作れていたように思います。
ディフェンスに関してはどうしてもタックルミスが起こってしまって、そういった中でフェイズを重ねられるとミスマッチが起こったり、人数が少なくなってしまいます。ニュージーランド勢はやっぱりポジションに関係なく個々のアタッキング能力は高いですし、観ていても止めるのは無理なんだなと思ってしまいます。
サンウルブズとしては前半で点差を付けられたくなかっただけに、前半最後の10分で立て続けにトライを許したのは厳しかったなという印象です。
ディフェンスが頑張ってただけに、もし3-7のまま前半を終えられてたらと思わずにいれません。
アタックではウヴェを中心に最初のボールキャリアが前に出れてたので相手陣での時間も多く作れましたが、その後が順目、順目の展開が多く相手は守りやすかったんじゃないかと。
順目で大外まで持っていくにしても、その中でデコイを使ったりして相手の足を一瞬でも止めたり、視線や意識を動かせないと、なかなかトライまでは難しいんじゃないかと思います。
そんな中でもスタンドオフの田村はこのチームに重要な選手の一人だと再認識できた試合ではなかったかと思います。
キックに意図を感じられますし、後半のボスアヤコのトライは田村が相手のタイミングをズラしたことで生まれたものでした。
後半途中で入ったボスアヤコや矢富がチームに活力を与えてたのも負けた中で好印象でした。
で、今節はチーフスとの対戦です。
注目の若手マッケンジーを始め、ボールを持たせると予測のつかないプレーをする選手が多いので、そこそこの失点は覚悟の上でしょうし、今のサンウルブズには勝つのは難しいとは思いますが、いかにトライまでの道すじを意図したアタックができるかに挑戦してほしいなと思います。