日本のラグビー界
ほぼ毎日スポーツ新聞を読んでるんですが、一昨日割かれたスペースは小さいながらも、日本のラグビー界にとっては重要な記事がありました。
記事を読むとJSR理事も辞任だとか・・・
池田氏とはDeNAベイスターズ初代球団社長で、それまでの職歴の中でのマーケティング経験を生かして、多くの集客イベントを企画しながら観客動員を増やし、ビジネスとしても球団の黒字転換を達成した実績のある人物。
昨シーズンまで右肩上がりの観客動員を続けたDeNAベイスターズのベースを作った人でもあります。
そんな人がラグビー協会にということで、昨年就任のニュースを見た時には、これでようやく変わるのかなという淡い期待もありましたし、同時に僕はこれまで書いてきてるように、協会の動きにはかなりの苛立ちを感じていましたので、これで変われなければ、この先変わることは無理だろうなと思ってました。
NumberWebの記事を読んで、やっぱりそんな感じかと、妙な納得をしてしまいました。
何の覚悟もなく、変わることができなかった協会。
そもそも改革を望んでいたのかすら疑問です。
池田氏が旗を振ることによって、発言力が低下していく事を恐れた人たちがいたのでしょう。
もはや、誰のための、何のための組織なのか・・・
2015年W杯で大きな注目を集め、スーパーラグビーにも参入し、協会が旗を振ってラグビーの認知を広げられるタイミングはあった筈です。それが充分にできなかったから、遅ればせながらその道のプロを呼んだんじゃなかったのか?
であれば、改革を実行するに必要な権限は持たせないと何の意味もありません。
貴重な人材を失った上に、赤裸々にその内情を告白されてしまっては、優秀な人材を外部から招へいするのは難しいと思います。
まぁ、これが結局協会の望んだことだったのかもしれないですが・・・
最近なにかと世間を賑わしてる相撲界や、レスリング界もそうですが、OBがただOBというだけで協会に残り、そこで派閥を形成してるような団体は、多くの問題を内包してるんだなというのがよく分かりました。
ラグビー協会にも言い分はあるでしょう。
ぜひ、某関係者としてではなく、公式に協会サイドとしての認識や経緯を示してほしいと思います。