トップリーグ改革
昨日、今日でトップリーグに関するニュースを二つ見ました。
日程に関するものと、チームの在り方といいますか、地域密着をという内容に関する二つです。
まず、日程に関して
まぁ、散々書いてきてるように遅すぎます。
望んで参加したスーパーラグビー、望んで開催するW杯。
どちらも参加してくれ、開催してくれと言われたものではなく、日本サイドの意思として参加し、開催するものなのに、なぜ、参戦2シーズン終了してから、W杯を2年後に控えるタイミングでこんな発表になるのでしょう。
"サンウルブズ、日本代表の強化へ"
みたいなこと書いてますが、このタイミングでのこんな発表で、本気で強化を目指しているというのであれば、せめてこのスケジュール変更をした上で、どう強化していくのか、具体的な強化の方針を示してほしかった・・・
2017年シーズンのサンウルブズのスコッドは計56人。資格の問題等あるにせよ、今日発表された日本代表に召集されたメンバーにはその中から19人。1/3という数字が多いかどうかは判断が分かれるとは思いますが、本当に腹くくって強化をするなら、せっかく強豪国チームとあれだけ試合を重ねられる機会なのに、低すぎる数字かなと思います。
で、もう一つの地域密着。
記事では、「各チームが地域に根ざして本拠地スタジアムを持つ形の新リーグに衣替えするプランを検討している」という内容でした。
こちらも今更感は強いですが、何を目指してるのか疑問です。
単純に観客動員を上げたいんでしょうか?
記事中には各チームがチケット販売等で独立採算ができる仕組みをとも書いてました。
プロ化に向けた動きという事なんでしょうか?
現状は、企業が母体のチームが多く、トップリーグの運営もプロを目指しているようには思えませんし、企業のサポートがなければ、今各チームに在籍してる海外からのスタープレーヤーの獲得もままならないでしょう。
日本人プレーヤーでも、引退後を考えれば企業の社員の方がいいという選手もたくさんいると思います。
プロ化を目指してという事でないなら、単純に地域に根差してファンを増やしたいという事なんだと思います。
ただ、プロでないなら、それは母体企業含めた各チームが考えればいいことであって、運営サイドが考えることは、そんな事ではないと思います。
現状のトップリーグのスケジュールを考えても、地域密着を多少なりとも考えてるとは思えないですし、むしろ、現状でも地域密着を考えて活動してるチームには活動しずらい状況を生んでいるようにも思えます。
地域密着を目指すということであれば、まずは、今の段階で地域としっかり活動しているチームからしっかりヒアリングして、活動しやすい環境を整備して、それらのチームにトップリーグのロールモデルになってもらうことの方がいい気がします。
もっと、これは‼ と思える改革にはならないのかな・・・
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