スーパーラグビー2017ファイナルを見て。
クルセイダーズ優勝で幕を閉じました。
2011年、2014年に準優勝はあったものの、優勝となると2008年以来となりました。
レギュラーシーズンでニュージーランド勢との試合がなかったライオンズが、ニュージーランド勢にどこまで対抗できるのか?
というのが今シーズンのプレイオフの見どころだったように思ってましたが、ニュージーランド勢にまったく引けを取らない素晴らしいチームでした。
負けてなお強し、との印象を持った方も多かったんじゃないでしょうか?
開始早々に2トライを取られ、前半終了間際にはチームの大きな推進力となっていたクウァガ・スミスがレッドカードで退場(ちょっと厳しいなとは思いましたが・・・)。
後半開始早々にキアラン・リードがトライを取った所で、勝負決まったかなと思って見てました。
その後、ペナルティもあって、25-3までクルセイダーズのリードが広がって安全圏に入ったなと。
ただ、負けはしたものの、そこからのライオンズの勇敢に攻めた姿勢は感動ものでした。
交代で入ったフレッシュレッグスの選手たちを中心に盛り返し、一人少ない状況とは思えないくらいの波状攻撃。
今シーズンディフェンスの良かったクルセイダーズを、14人にもかかわらずあそこまで慌てさせたライオンズのアタックは、相手に恵まれてたのではなく、どのチームと戦っても相手を凌駕する力を持ってたことを証明したと思います。
来シーズンもニュージーランド勢とライオンズを中心としたスーパーラグビーになりそうですが、再編されるオーストラリア勢がどう巻き返すのか?
その再編されるオーストラリアカンファレンスに編入するサンウルブズには正念場でしょう。3年目となる来季は、どれだけ財政面で貢献できても、そろそろスーパーラグビーに相応しい実力を証明できなければ批判の対象になると思われます。