ラグビーセブンス代表 専任選手契約締結のニュースに思ったこと。
初めてセブンス代表に専任選手が生まれました。
セブンスは結果を見るだけなんで実際この選手がセブンスの世界でどうなのかはわかりませんが、きっといい選手なんでしょう。
ただ、協会が主導してセブンス専門の選手を契約し、育成するといった記事が出てたのは、僕の記憶が正しければ去年ニュージーランドから監督を招聘したタイミングだったと思います。
そこから半年以上経って、ようやく最初の専任選手が誕生。
その間にコアチームから降格・・・
日本ラグビーは、企業を母体とするチームが多い中プロアマが混在するという状況で、その中から専任選手を作って代表に長期間拘束することはなかなか難しいことだとは思いますが、一連の状況を見ても強化がうまく進んでないことが伺えます。
セブンス強化委員長のコメントも
"続く選手が出てくる事を期待しています"
という、選手任せとも取れる残念なものでした。
注目されるのはオリンピックのみという状況なので、よっぽど興味がなければセブンス専任でやろうと思う選手は出てこないでしょうし、セブンス専任選手になってシリーズを戦って、オリンピック参加資格を得たとしても、リオ五輪の時のように直前になって15人制からオリンピックに出たいという理由だけで移ってくる選手も少なからずいるとなると、今後専任選手にと思う選手がどれだけ出てくるか疑問です。
これからどこまで専任選手が増えるのか分かりませんが、少なくともオリンピックの選考基準にオリンピック前の2シーズンで、セブンスの活動日数の半分以上に参加した選手から選考する等を入れるべきではないかと思います。
あと、日本人が大好きなオリンピックに参加できる可能性が高い競技なので、協会がしっかりとスポンサーを集め、財源を確保して、まず、環境面、待遇面に関してだけでも魅力あるものにしないといけないと思います。