トップリーグ終了、そして今後は・・・
トップリーグ終了‼
サントリー全勝優勝‼
開幕前にこの結果を予想できた人は少なかったでしょう。
そしてMVP中靍選手。
中靍選手には失礼ですが、専門家でも予想できた人は皆無だったのでは!?
ただ、こういった予想を覆す結果が生まれるという事は、各チーム、選手のクオリティが上がってきている証拠(ベスト15に初選出が9名も含め)だとも思いますので、ラグビー界には喜ばしいことなんだと思います。
で、今週末から日本選手権。
来年から大学チームの参加はないという報道もありますので、これが大学生も含めた最後のフォーマットになるのでしょう。
これについては賛否ありますが、最終的にどうなるにせよ、これを機に大学チームが参加する、しないではなく、大局的に今後の日本ラグビー界の進むべき方向性を示してほしいなと思います。
僕の希望としては、W杯でいかに勝負するかという点を全ての議論のスタートにしてほしい。
そのために優先順位をどうするのか?
W杯を目標とするのであれば、SRは大事なシリーズでしょう。
SRが毎年2月下旬にスタートしてプレーオフファイナルが8月頭なことを考えると、日本国内の試合は1月まで引っ張りたくはない。けど、トップリーグの現状のチーム数では開幕も早められない。大学ラグビーも早慶明戦のカレンダーが固定されている現状では例年大学選手権の決勝が1月2週目あたりになる(今年は1月8日)スケジュールは変更できそうもない。
そうなるとSRを基準に年間のカレンダーを組むとなると大学生が日本選手権に参加する、しないではなく、根本的に日本のラグビーカレンダーを変更しないといけないのかもしれない。
僕自身はそもそも日本選手権は必要ないと思っている人間です(トップリーグチャンピオンにもっと権威を持たせるべきだと思ってます)ので、日本選手権をやめてトップリーグを年内に終わらせてもいいんじゃないか、そのためにトップリーグのチームを減らして、トップリーグを2部制にしてもいいんじゃないかとも思っています。
いずれにせよ、サンウルブズにも参加するトップ選手の試合数過多は早急にどうにかしないと怪我や心身のコンディション問題に直結するので、昨秋の日本代表選出の際に垣間見えた選手任せではなく、協会がしっかりビジョンを示してほしいなと思います。
各カテゴリーの関係者や、ファンが全員納得できる答えは見つからないでしょうけど、1ファンとしては、どんな形になるにせよ、日本ラグビーの目指すものを明確に示してほしいなと思います。