ラグビーテストマッチ日本代表VSアイルランド代表
2019年日本開催でのW杯で同組となったアイルランドとのテストマッチが今週末です。
先週も同組の可能性が高いルーマニアとの対戦でしたが、もっとすっきり勝ってほしかったなという試合内容。
今回は多くの主力がいないとはいえティア1のアイルランドですから、相当難しい試合になるでしょう。
とはいえ、前にも書きましたが、W杯でのベスト8が目標であるなら主力抜きのアイルランドには勝っておかないといけません。
日本の先発はルーマニア戦から若干の変更。
フォワードはスクラムで後手を踏んだからか両プロップが代わりました。
バックスはスタンドオフに田村が入り、ラファエレがアウトサイドからインサイドセンターに、アウトサイドにはトゥポウが入り、ルーマニア戦で存在感を示した野口がフルバックで、松島はウィングに入ってます。
日本はマイボールのセットプレイでどれだけ有効なボールを出せるのか、ここでルーマニア戦のようなキープ率になってしまうと勝てないでしょう。
アイルランドも日本VSルーマニアの映像は見てるでしょうから、セットプレイではプレッシャーをかけてくる筈ですし、アタックでもフォワード勝負を仕掛けながら、人数、スペースのギャップを作ろうとしてくるのでしょう。
日本としては、早い展開に持ち込みたいですし、田中、田村、ラファエレのところで戦略的なキックを使いながら相手陣で長くプレイしたいところです。
勝つに越したことはないですが、日本がどんなラグビーで強豪国に対峙するのかが見える試合になるといいなと思います。
Jsportsでは清宮、大田尾が解説です。
この2人が今の日本をどう捉えているのかも試合同様楽しみです。
ラグビーテストマッチ。今週末は何を見るのか?
ラグビーファンには魅力的な週末が続きます。
17日(土)には
13:30-16:20 日本VSアイルランド
13:55-16:15 オーストラリアVSスコットランド
16:20-18:45 マオリ・オールブラックスVSブリティッシュ&アイリッシュライオンズ
23:55-26:15 南アフリカVSフランス
上記の4試合がLIVE中継。
僕は仕事でLIVEで見れるのは南アフリカVSフランスのみですが、他の3試合は録画して酒でも飲みながら見るつもり。
まず、日本VSアイルランド。
日本でのW杯でベスト8を目指す日本にとっては、W杯で同組になったアイルランド戦は現在地を知る上でも絶好の相手です。
同じく同組になると思われるルーマニアには、先週もどかしい内容ながらも勝利してます。
今回のアイルランドは、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズに11名が参加してますので若手が多いメンバー編成。で、先週ニュージャージーでアメリカとの試合後に来日したアイルランドはアイルランド→アメリカ→日本の長距離移動。
ホームで迎える日本はルーマニア戦同様、速い展開でボールを動かしつつ、キックを有効に使いながら相手を疲弊させてトライまでというゲームプランになるはず。
ルーマニア戦で苦戦したセットプレイがどれだけ整理されて、意図したアタックができるか、ディフェンスではモールを含めた相手FWをいかに少ない人数で止められるか注目してみたいなと思います。
若手中心とはいえヨーロッパのリーグでの経験は豊富なメンバーが揃ってるだけに簡単に勝てる相手ではありませんが、ここで勝てないならW杯本番では勝てないでしょう。
そしてマオリ・オールブラックスVSブリティッシュ&アイリッシュライオンズも楽しみでなりません。
オールブラックスが有力視されていたマッケンジーや、ミルナースカッダーを始めオールブラックス経験者が多く、オールブラックスを狙う猛者揃いのチームがライオンズ相手にどんな試合をするのか注目しましょう。
ラグビーテストマッチ 日本VSルーマニア
テストマッチ月間に入りました。
各地でテストマッチが行われます。
日本はまず、ルーマニアとの試合でした。
正直日本代表にとっては勝利はしたものの、若干消化不良な感じだったんじゃないでしょうか?
この試合に意味を持たせられたのはルーマニア代表の方だったんじゃないかと。
リーチ、マフィ、ツイのスーパーラグビーの南半球のチームで活躍する選手が合流してもモールや、FWの力勝負で挑まれた時の対応など、サンウルブズと同じ課題が見受けられたのと、相変らずラインアウトは不安定。スクラムも対応できなかったのはアイルランド戦に向けて不安要素でしかありません。
スーパーラグビーのチームより力が落ちるルーマニア代表を圧倒できなかったのは残念でなりません。
今回注目してたのはスーパーラグビーからの継続がどの程度なのかということでした。
戦術的にはキックを使いながら早い展開で大外までというアタック面では継続があったと思いますし、似たような課題が出たのは同じ方向に進んでいる結果かもしれません。
メンバー編成的には直近の試合メンバー23人中11人が今回もメンバーでした、サンウルブズには日本代表資格を持たない選手もいますし、大人数のスコッドを形成してるので、単純に比較はできないとは思いますが、日本代表と同日イングランド代表と34-38の接戦をしたアルゼンチン代表は23人中19人が同じメンバーでした。
サンウルブズもこういった比率を上げていかないといけないと思います。
この試合で戦力になりうると思わせた野口は再開後のスーパーラグビーに召集するべきだと思います。
今週末からアイルランド代表との2試合が待ってます。
主力が11名いないアイルランド代表には2試合とも勝たないいけないと思いますし、そうでない限りW杯でのベスト8という夢は夢のままで終わると思いますが、ルーマニア代表との試合を見る限り、厳しいのかなというのが切ないところです・・・
オールブラックススコッド発表‼
ブリティッシュ&アイリッシュライオンズと対戦するオールブラックススコッドが昨日発表になりました。
かなりの選手層を誇る国ですので、これまでの常連組、今シーズンのスーパーラグビーで好調な選手などなど候補選手もたくさんいます。
どんな選考をしたとしても、
"なぜこの選手が選ばれないんだ"
と思える選手が漏れてしまいますので、セレクターはほんと大変だなと思ってしまいます。
一番びっくりしたのは、クルーデンが選ばれた事でした。
同じく選ばれたカーバローもそうですが、クルーデンは今シーズン終了後フランスのモンペリエへの移籍が決定して、てっきりブラックジャージに別れを告げたと思っていただけに、またオールブラックスでの姿が見れるのは楽しみでなりませんが、バレット、ソポアンガに続く3番手を見いだせなかったということなんでしょうか・・・
そして、バレット3兄弟が同時選出。
ボーデン、スコットの2人は既にキャップホルダーですが、今シーズンハリケーンズで出場を重ねたジョーディーも今回初選出。
3人同時出場なるか楽しみです。
ジョーディーが選ばれたことで、期待のマッケンジーが外れてしまいました。
昨シーズンから今シーズン高いレベルで安定したプレーを続けてましたので、今回は選ばれて、キャップも得るだろうと思ってたので残念でなりません。
同時に発表になったマオリ代表で大暴れしてもらって、オールブラックスへの待望論をまき起こしてもらいたいなと思います。
試合は6月24日から3週間にわたって3試合行われますが、選ばれたメンバーから先発がどんな顔ぶれになるか妄想を重ねつつ、それまでは日本代表の試合を楽しみたいと思います。
スーパーラグビー第15節
今節、来節は変則日程で行われます。
アフリカ1,2カンファレンスは来月から15節で再開になります。
先週末はオーストラリア、ニュージーランドカンファレンスの試合が行われました。
ハリケーンズはしっかりBPを取っての勝利。次節のチーフス戦もBPを取って勝って、最終戦クルセイダーズとの直接対決もBP取って勝てば最後に首位が入れ替わります。
現在14連勝で首位のクルセイダーズはハイランダーズとの試合。ハイランダーズが勝ってもいい内容でしたが、最後は交代出場のハントがけっこうな距離のDGを決めて劇的勝利。
このハントはまだ22歳‼ 日本だと大学4年生の学年です。スーパーラグビーでは他にも20歳そこそこの選手が活躍してますし、サンウルブズでも山沢や松田あたりが試合に絡んでこないといけないですね。
チーフスはワラターズとの対戦。
ラインナップだけ見ると、ワラターズがプレーオフ争いからも脱落してるのが不思議です。
この試合もチーフスが試合をコントロールしてました。
FW、BK関係なくボールをキープ。相手がボールサイドに集まると素早く外に展開して決定力あるBKがトライ。
ただでさえ、あのBK陣にスペースを与えると止めるのは難しいのに、止めたと思ったらオフロードで継続されると止められないですね。
惜しむらくは、このチームにありがちな、緩む時間がこの試合でも出て、BPを取れなかったこと。
とはいえ、僕の好きなチーフスらしいアタックで面白い試合でした。
サンウルブズが善戦したのが信じられないというか、チーフスとあんな内容の濃いゲームができたのに、遠征後違うチームみたくなってしまったのが残念でなりません。
次節も変則日程で、ハリケーンズVSチーフスのみ今週末行われます。
ハリケーンズがBP取って勝つと、最終戦のクルセイダーズとの直接対決が大一番となり、勝てなければクルセイダーズのカンファレンス首位が決定しますし、チーフスが勝つと、順位争いが激しくなります。プレイオフで長距離移動は避けたいでしょうし、どの山に入るかも優勝を狙う上では重要になってくる中、面白い試合が続きそうです。
心配なのは、前節から2試合続けてリーチがリザーブにも入ってなかった事ではないでしょうか?
日本代表に合流して普通に練習してる報道が出てたので、怪我ではなかったのかなと思いますが、どうしたんでしょう・・・
J sportの中継で解説のおじさんが、
"リーチは来季契約しない事を表明したんで、海外では来季契約しないと使われない"
みたいな事言ってましたが、何の裏付けもない、いい加減なことを言わないでほしい。
同じチーフスでは、リーチよりも前に今シーズン後に移籍が決まった主力選手が3人います。クルーデン、カーバロー、ローの3人ですが、この3人は移籍決定のリリースが出た後も怪我や、休養以外では出てますし、このワラターズ戦も3人揃って先発出場です。
なんなら、HCのレニーも今シーズンでチームを離れることが決定してます。
試合の解説もできない、根拠のない事を事実の様に話す解説はいらない・・・
ラグビー日本代表
29日に6月のテストマッチに臨む日本代表が発表になりました。
昨秋のテストマッチ時のメンバーから半分近くが入れ替わってます。
サンウルブズからは多くのメンバーが選出されてますが、サンウルブズも昨年のメンバーから今年は結構替わってますので、そういった意味では昨年1年は強化のチャンスを逃したのかなとも思います。
で、今回のメンバーですが、大きいのはリーチの復帰でしょう。
スーパーラグビー組では、今年は先発出場は減ってますが、昨シーズンはレギュラーとして活躍したツイも復帰し、レベルズのFWを牽引しているマフィも選出されています。そんな中でもニュージーランドの強豪チーフスのバックローで活躍するリーチにはチームを引っ張る存在としても期待です。
コーチ陣も、ハイランダーズHCのブラウンが帯同しますし、長谷川(スクラム)、田邊(スキル)両氏がサンウルブズ同様帯同します。
ハイランダーズで、ジョセフ、ブラウンが構築し、昨秋のテストマッチ時に日本代表もそうしたように、今回もキックを多用して、敢えてアンストラクチャーを作って、そこからのリアクションでトライまで結び付けようとすると思います。
そうなると、9,10での選択(キックするのかどうか、どこに落とすのか等)が重要になるでしょうし、サンウルブズでは弱点とも思えるキックチェイスがどこまで整備されるのか、セットプレイでは、スクラムはある程度計算できそうなので、ラインアウトの精度をいかにあげられるのかがアタック面ではポイントでしょう。
ディフェンスはサンウルブズ同様、タックルミスをいかに減らせられるのか?
ルーマニア、主力のいないアイルランド相手にタックルミスを連発するようではW杯でのベスト8は夢でしかありえません。
そして、もう一つ注目はアジアラグビーチャンピオンシップの日本代表から残った選手はどの程度インターナショナルレベルで戦力として計算できるか?
あのレベルのチームにミスを連発してたくらいなので、レベルが数段上がるチーム相手にどこまで出来るのか、彼らにとっては最初で最後のテストになるかもしれません。
試合に勝つのもそうですが、選手個々人にとっては、W杯に向けての生き残りを懸けた最初の関門になると思います。
ここでダメなら秋のテストマッチには呼ばれないと思いますので、そういった意味でも楽しみな3試合が始まります。
スーパーラグビー第14節サンウルブズVSチーターズ
この試合をファンはどう受け止めればいいのか・・・
7-47
観に行くことができなくて残念だなと思いつつ、家帰って録画見て切なくなりました・・・
高い入場料(いちばん高い席で前売り¥13,000。観に行ったクライストチャーチでのクルセイダースVSサンウルブズの一番高い席50nzd。日本円で¥5000弱)を取れる価値のある試合だったのかどうか・・・
これまでの試合でいくつかショックを受けた試合はありましたが、この試合で受けたショックはけっこう深刻です。
プロであり、有料の興行でもある以上、勝ち負けは当然なんですが、チーム力や、組織の成熟具合などを考えれば、ある程度負けが込んでしまうのは織り込み済みでもあります。
ただ、1ラグビーファンとして、同じ負けでも受け入れられるものと受け入れられないものがあります。
この試合は後者でした。
同じく低迷中の相手、まして、遠征最後で南半球から北半球にやってきた相手に前半から攻められっぱなし・・・
秩父宮開催で、当然注目度もアップする試合に開始から後手に回ってしまう姿は正直見たくなかった・・・
ここから1か月空いて、その間は代表の試合が組まれてます。
2019年W杯でベスト8を狙うというのが本気なのであれば、ルーマニア戦は圧勝しなければいけません。
同組に入ったアイルランドもNZに遠征するブリティッシュ&アイリッシュライオンズに主力11名が参加してますので、どのポジションもほぼセカンドチョイスのメンバーになります。
当然、善戦だったというレベルで終わってはいけない2試合です。
どんなに泥臭くても勝たなければいけない2試合なのです。