スーパーラグビー第11節
初のアルゼンチン遠征。
ほぼ代表といっていいジャガーズとの対戦でした。
昨シーズンは唯一の勝利をこのチームから奪いましたが、ジャガーズはホームで3連勝してアウェイで3連敗。前節はホームで負けましたが、ホームで強く、対するサンウルブズはニュージーランドで3戦してからのアルゼンチン移動で長距離移動の時差ボケとの戦いもある中での試合でした。
ニュージーランド遠征で何人か怪我で離脱したので、この試合の先発は若干の変更。
結果から言うと負けましたが、1か月にも及んだ長距離遠征の最後にこんな面白い試合ができたチームにちょっとした誇りを感じた試合でした。
前半からのジャガーズFW陣のアタックがボディーブローのように効いていて、最後は力尽きて後半終盤に立て続けにトライを取られてしまいましたが、何度もリードを奪ってみせるなど、チーム力が上がってる印象を受けました。
60分を回ったところで39-27。
12点をリードして残り20分をどう戦うのか?
長期遠征中ということもあって、後半に足が止まってしまう可能性は十分に考えられる中、攻めるのか、守るのか?
リードを広げた中でのラファエレのダイレクトタッチなど相手に勢いを与えてしまう場面でのミスを減らす事がやっぱり重要なのかなと思いつつ、大敗の連続も考えられたこの遠征で、全敗で終わったものの着実にチーム力は上がっているし、この先、この遠征がターニングポイントだったと言える日が来るんじゃないかと思える遠征になったと思います。
今週はBYEウィークなので、しっかり休んでシンガポールでのシャークス戦に臨んでほしいと思います。
スーパーラグビー第10節チーフスVSサンウルブズ
記事書いたままアップするの忘れてました。
遅くなりましたが、まずは10節。
ニュージーランド遠征3戦目。
リーチも所属するチーフスとの対戦です。残念ながらリーチは休養で出場ならずでした。
他にもオールブラックスのレタリックも休養。
けが人が多く、スクラムハーフはブリスベン10sで大けがで欠場中のウェバーや、脳震盪のカーバロー、カーバローの控えでリザーブからの出場が多かったクリスティの3人がこの試合の選考外。
前節フォース戦からは先発8人が変更になってました。
試合は開始早々ゴール前ラックサイドを突いてエリオットがトライ。これまでもラック周辺での守備はウィークポイントになってます。
ここからチーフスのトライショーが始まるかと思いましたが、次の得点はクリップスのPGでした。
次のアライマロのトライはデコイに数人が引っ張られて完全に崩された形で取られましたが、その次のマッケンジーのトライはタウランギのプレーが軽かったですね。
前半を3-13で凌げてればと思いつつ、今シーズンはこんな展開が多いなと。
後半先に点を取ったのはサンウルブズ。田中の好判断でゴールポスト真下にトライ‼
この後2つのPGを失敗。弱いチームがアップセットを起こすには少ないチャンスをきちんと得点に結びつけられないと辛いですね。
で、またマッケンジーに走られます。
ここでもタウランギが触ることもできず・・・。
最後のレッドカードも含めてこの試合では残念な存在になってしまいました。
ただ、後半の最後凌ぎきってチーフスから敵地でBP1を取れたのは貴重な経験になるはずです。
スーパーラグビー第9節ハイランダーズVSサンウルブズ
前節で圧倒され何もやらせてもらえずに大敗しただけに、ニュージーランド勢との2戦目でどう対応してくるのか注目してました。
結果的には15-40での敗戦でしたが、クルセイダーズ戦よりは自分たちの時間を作れていたように思います。
ディフェンスに関してはどうしてもタックルミスが起こってしまって、そういった中でフェイズを重ねられるとミスマッチが起こったり、人数が少なくなってしまいます。ニュージーランド勢はやっぱりポジションに関係なく個々のアタッキング能力は高いですし、観ていても止めるのは無理なんだなと思ってしまいます。
サンウルブズとしては前半で点差を付けられたくなかっただけに、前半最後の10分で立て続けにトライを許したのは厳しかったなという印象です。
ディフェンスが頑張ってただけに、もし3-7のまま前半を終えられてたらと思わずにいれません。
アタックではウヴェを中心に最初のボールキャリアが前に出れてたので相手陣での時間も多く作れましたが、その後が順目、順目の展開が多く相手は守りやすかったんじゃないかと。
順目で大外まで持っていくにしても、その中でデコイを使ったりして相手の足を一瞬でも止めたり、視線や意識を動かせないと、なかなかトライまでは難しいんじゃないかと思います。
そんな中でもスタンドオフの田村はこのチームに重要な選手の一人だと再認識できた試合ではなかったかと思います。
キックに意図を感じられますし、後半のボスアヤコのトライは田村が相手のタイミングをズラしたことで生まれたものでした。
後半途中で入ったボスアヤコや矢富がチームに活力を与えてたのも負けた中で好印象でした。
で、今節はチーフスとの対戦です。
注目の若手マッケンジーを始め、ボールを持たせると予測のつかないプレーをする選手が多いので、そこそこの失点は覚悟の上でしょうし、今のサンウルブズには勝つのは難しいとは思いますが、いかにトライまでの道すじを意図したアタックができるかに挑戦してほしいなと思います。
クルセイダーズVSサンウルブズを観に行ってきた。
クライストチャーチでのクルセイダーズVSサンウルブズを現地で観戦。
仕事も忙しくなく、マイル特典で飛行機のチケットが取れたのでクライストチャーチまで行ってきました。
シドニーを経由して前日の夜に現地入り。
雨・・・
タクシーの運ちゃんに聞いたら、明日は大丈夫との事。
朝起きて市内中心部を散策するも、この日からイースターとのことで閑散としてました。
19:35キックオフだったので、ホテルから散歩がてら1時間ほど徒歩でAMIスタジアムへ。
テレビでは何度も見てたスタジアムですが、思ってたよりコンパクトなスタジアムでした。
スタンドへの入り口ごとにこれまでのスター選手ののぼりがありました。
ちょうど僕の席への入場口はなんとハメット‼
座ったのはちょうど真ん中あたり。
周りはほぼクルセイダーズファンでしたが、サンウルブズのジャージを来た人も数人見受けられました。
この日はクロケットがスーパーラグビーの出場記録を更新します。
そして、リードが今シーズン初出場。
メンバー紹介でもこの2人は大歓声。
サンウルブズでは田中の時に地元の人からも歓声が上がってました。所属はハイランダーズでしたが、ニュージーランドでも認められてるんだなと思うとちょっと誇らしい感じです。
試合は完敗。
前半の最初の方はクルセイダーズにもミスがあり、サンウルブズのディフェンスも頑張れてましたが、ディフェンスがちょっとずつズラされると対応できなくなっていきます。
ほんと派手なプレーは全然ないのに崩れる場面がありません。
気が付くとトライを重ねられてどんどん点差が離れて行ってしまいます。
せっかくなんでサンウルブズのトライも見たかったのですが、観ていてトライの匂いが一切しなかったので、残念ながら悔しさもあんまりありませんでした・・・
スタジアムはイースター初日というのも関係してたのか分かりませんが、家族連れがかなり多く、地元チームを応援しようって空気が伝わってくる空間で心地いい空間でした。
また行きたい・・・
スーパーラグビー第8節クルセイダーズVSサンウルブズ展望
先週の余韻にまだまだ浸っていたいところですが、今週からニュージーランド、アルゼンチンへの遠征です。
タフな遠征で、タフな相手です。
まず、明後日の遠征初戦は、現在負けなしのクルセイダーズ。前節はByeウィークでお休み。
今シーズンのクルセイダーズは気が付けば勝ってる感じです。
何が良くてと聞かれれば困ってしまいますが、これがチーム力ということなんでしょうか・・・
そして、この試合に向けて大黒柱のリードが今シーズン初登場。
対するサンウルブズは半分ほど先発メンバーを変更。
第一列は総とっかえですが、経験豊富な3人です。
トッド、リードと並ぶ第三列にサンウルブズのカーク、布巻がどこまで対抗できるのか楽しみです。
スタンドオフは田村‼
この試合どうしてもディフェンスに追われる時間が多くなるでしょう。
大きな課題となってるタックル成功率がこれまで同じような数字であれば第1節VSハリケーンズのような点差になっても不思議ではありません。
アタック面では少ないであろうチャンスに3点でもいいから得点を積み重ねて行けるのか。
スクラムは頑張ってるだけに、ラインアウトの精度をあげつつ、いかにミスを減らせるか。
厳しい戦いになるのは織り込み済みでしょうから、どんな展開になってもサンウルブズのラグビーで戦い抜いてほしいなと思います。
サンウルブズVSブルズ
こないだの土曜日に秩父宮で開催のサンウルブズVSブルズを観に行ってきました。
見た感じ6,7割くらいの入りって感じでした。
ここまで全敗で動員厳しいかなと思ってましたが、ファンの期待は今だ大きいようです。
前の記事にも書きましたが、この日のサンウルブズのラインナップは前節から大きく変わってました。
リザーブも含めて経験豊富な選手が多く復帰するなど、僕としては今シーズンのメンバーで一番期待できるメンバー編成でした。
ブルズの方は遠征中、相手がサンウルブズという事もあってか主力数人が休養。
点差がどうの、内容がどうだったとかこの勝利に関してはどうでもいいような気がします。
チームの顔となり得る選手が戻ってきて、ちゃんと勝利したということに大きな意味があるのだと思います。
前半からファイトして、後半から入った田村がしっかりチームをコントロール。
やっぱり田村のキックは上手というか、意図を感じるキックが多くてサンウルブズや日本代表が進む道には彼が必要なんだなと思いました。
田中もアタック、ディフェンス両面で声出してフォワードをコントロール。
代わって入った矢富も強気に持ち味を発揮。
松島も大きなゲインはできなかったものの、キック処理含め安心して見てられます。
逆転後にペナルティを取られて再逆転のピンチもありましたが、結果勝てたのは本当に良かった。
今週からのニュージーランドでの3試合、アルゼンチンでの1試合はひいき目に見ても勝機は少なく、また全敗の可能性も高いと思われます。
ただ、この1勝でチームはブレずに試合に臨めるんじゃないかと思います。
勝とうが、負けようが、サンウルブズはどう戦うチームなのか、何に拘っているのかの共通理解が深まればチームはちょっとずつでも強くなっていくんだと思いますし、そんなチームを応援したいなと思います。
スーパーラグビー第7節
今節は秩父宮でのVSブルズ戦です。
今シーズンは既に第4節で南アで対決してます。
14-17で前半を折り返し、後半早々相手にレッドカードが出ましたが、試合運びは相手の方が上回ってました。結果21-34で負けてます。
東京に戻っての再戦になりますが、前回の対戦とは両チームとも別チームな感じです。
サンウルブズは先発8人が代わってますし、リザーブ含め稲垣、田中、矢富、田村といった経験豊富な選手が戻ってきてます(田村は先発で見たかったですが・・・)。
で、何よりも期待したいのがFBで先発の松島です。今シーズンは江見がブレイク中ですが、センターもできる松島が機能すればバックス陣のバリエーションが一気に増えます。
経験の浅いフランカー、エイトが不安な部分ではありますが、後先考えずにキックオフからアグレッシブにいってほしいと思います。交代でスーパーラグビーデビューするであろう布巻も期待大です。
反対にブルズの方はポラード、デヤハー、クリエルといった主力が休養。
代わりで出る選手のモチベーションは高いと思いますが、遠征中のブルズには勝っておきたいところです。
前回同様強いフィジカルを生かしてフォワード勝負を挑んでくるでしょうし、密集サイドを幾度となく突いてくると思われます。
サンウルブズも前回同様クリップスのところでキックを多用して、その流れから早く、大きく展開しようとするのでしょう。
どっちがミスを少なくできて、強みを出せるかが勝敗を分けるのかなぁ~。
ここまで勝利のないサンウルブズですが、ここで勝っとかないと、来週からはNZでクルセイダーズ、ハイランダーズ、チーフスとの3連戦。そのままアルゼンチンまで行ってのジャガーズ戦という、移動も、相手も酷な4試合が待ってます・・・
明日は観に行けそうなので勝ってくれないかなぁ